
明るい林内や林縁に生育する常緑小高木。高さは4~7mに達します。4~5月に4枚の花弁を持つ黄白色の花が枝先にかたまって咲きます。葉は左右が非対称の偏卵形で、長さ2~4㎝、幅1~2㎝。最近では、園芸品種が市街地や庭園によく植栽されています。
国内では静岡県湖西市、三重県伊勢神宮林、熊本県荒尾市の3ヵ所だけに生育しており、荒尾市では天然記念物に指定されています。(参考文献:「くまもとの貴重な動植物」平成21年公益財団法人再春館「一本の木」財団発行より)
熊本県指定希少野生動植物で熊本県のレッドデータリスト2014では絶滅危惧ⅠA類、環境省は絶滅危惧ⅠB類に分類されています。
※熊本県指定希少野生動植物
熊本県では特に絶滅の危機に瀕している種を「熊本県指定希少野生動植物」に指定し、県内全域において捕獲、採取、殺傷や損傷が禁じられています。
違反した場合は、県条例により1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられることがあります。
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