ダイコクコガネ
成虫の体長は20㎜~32㎜で日本最大の糞虫です。
オスの成虫の頭部には上向きに1本の角が生え、さらに前胸にも前向きの低い角が4つ並んでいます。大きさが判らないとカブトムシ類にも見えます。
メスには角がなく、前胸の4本角も小さな「いぼ状突起」という程度。全国的に分布は広いですが、各地で減少している種で、熊本県内でも開発による生息地の消失や牧畜形態の変化とともに個体数が激減しています。
レッドデータブックくまもと2019では絶滅危惧ⅠA類、環境省では絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
※熊本県指定希少野生動植物
熊本県では特に絶滅の危機に瀕している種を「熊本県指定希少野生動植物」に指定し、県内全域において捕獲、採取、殺傷や損傷が禁じられています。
違反した場合は、県条例により1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられることがあります。
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