「鬼も(娘)十八番茶も出花」という成句には続きがあるのはご存じでしょうか?
「ヘクソカズラの花も咲く」。
これは高校の生物の先生から教わりました。
今回、正確を期すために調べてみたところ一続きの成句ではなく、それぞれ独立した成句で、類語として扱われているようです。
鬼(器量の良くない娘)でも年頃になれば少しは美しく見え、番茶も入れたては香りがある。臭くて厄介者のヘクソカズラにも可憐な花が咲く。つまり、いずれも器量が悪くても年頃になれば娘らしい魅力が出てくるということの例えです。
これがそのヘクソカズラです。漢字では「屁糞葛」と書きます。
熊本市の国体道路の植え込みで発見しました。10月なのにまだ花が咲いています。やがてたくさんの実をつけて更に繁殖していく厄介者です。
葉や茎などを傷つけると、悪臭を放つことからその名がついたといわれています。
葉や茎などを傷つけると、悪臭を放つことからその名がついたといわれています。
残念ながら怖くてまだその臭いを嗅いだことはありませんが、勇気ある方は自己責任でお試しください。
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